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継続審査 H21年3月12日(木)
今週は、各委員会で議案の審査が行われていました。
私は、所用が重なり、全ての委員会を傍聴することはできませんでした。 ところで、今日は私が所属する市民経済委員会が行われ、平成21年度予算案、その他の審査をしました。 そして、委員会終盤で各議案の採決に入るところで、新たに新設する「久喜市自然環境の保全に関する条例」について、他の委員から「継続審査」の動議が提案されました。 継続審査は、議会会期中に採決「できない」「すべきでない」議案について、最終的には本会議の議決によって議会の会期が閉会になった後も継続して委員会などで審査をすることをいいます。 動議を提案された委員からは、今採決せずに十分に時間をとって審査すべきなので、継続審査にすべきと理由が明かされました。 私としては、全部ではありませんが、この理由に一定の理解はできます。 しかし、やはり今議会で結論が出せなければこの議案が廃案になる可能性が高まることや、環境を守る為の施策はできるだけ早く取り組むべきと考え、継続審査の動議に反対をしました。 継続審査の動議を提案した委員に、「委員会で継続審査になると、最終日に結論が出せなければ廃案になる可能性がありますが、どう考えますか?」と聞きました。 継続審査の制度は、本会議から委員会に議案を付託されたものなので、例え委員会で継続審査と決定しても、継続審査の申し出を受けた議会が本会議でこれを否決すれば、議会最終日に本会議を休憩して委員会を開催し、審査と採決をしなければなりません。(付託されたままなので)そして、これができなければ審議未了となって廃案となります。 現実的には、会期の最終日に「継続審査」が否決された場合、本会議を一時中断して急ぎ、審査と採決をしなければなりませんが、「継続して、さらにじっくりと時間をかけて審査する」という行動原理がこの時に働けば、議会は閉会。審議未了で議案は廃案です。 一方、継続審査とせずに、今議会で結論を出して条例施行をしたい議員からすれば、本会議で継続審査を否決した結果、時間が不足して審議未了で廃案となってしまうという可能性を低く抑えたいため、継続審査を認めざるを得ないという立場に追い込まれる可能性があります。 このように、委員会で議案を継続審査を決定することは、かなりリスクがあるものです。 私としては、速やかに条例を施行して一刻も早く地域の自然を守る作業を進めて行くべきだと考えています。
by baribarist
| 2009-03-12 19:20
| 市議会
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