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暫定的な暫定税率廃止 H20年4月30日(水)
午後8時頃に県道さいたま栗橋線を久喜に向って自動車で走っていると、ガソリンスタンドがある箇所、特に比較的安くガソリンを販売している店付近で小渋滞がありました。
中には売り切れたのか、いつもは電気がついている店の電気が全て消えていました。しかし、この消灯した店に入り口から道路までは数十台の渋滞となっていました。 今日の午後にガソリン税などの暫定税率を元にもどす税制関連法が再可決され、明日から小売価格が値上がることによるものです。 私も今日の時点で満タンに給油してあります。(私が給油した時は、道路に5台くらいはみ出る渋滞でしたが、午後8時過ぎには数100mの渋滞になっていました。) わずか一ヶ月の暫定税率の凍結でしたが、色々な面で影響が出ました。久喜市の場合には、暫定税率が廃止されれば年間で1億6000万円の財源不足が生じるということでしたが、単純には、この1ヶ月分が不足する計算になります。 全国市長会や市議会議長会など地方団体を中心に、地方の財源不足や整備が必要な道路がある地域からは、暫定税率維持、復活を望む声が高まっていました。 地方は、この1ヶ月の経験の中から各々の事業の必要性などを再点検するきっかけにすべきだと思っていましたが、はじめから再可決ありきの国会運営でしたので、地方としては再点検のきっかけまでは行かなかった感があり残念です。 今日のある全国紙朝刊に、暫定税率復活でも日本の税率は極めて低いので、アメリカを除いた他国に比べると、日本のガソリン小売価格はかなり割安だという比較表が掲載されていました。 確かに、産油国であるイギリスなどよりも税金を加えたガソリン価格は日本の方がかなり安いのですが、それぞれの国の物価や経済構造によって事情が違うので、他国よりも安いからいいだろうということにはなりません。 暫定税率の撤廃はやはり暫定的でした。ガソリン税そのものについての良否も検討が必要だと思います。
by baribarist
| 2008-04-30 22:27
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