> 平成29年12月定例会閉会 H29年12月25日(月)

 

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(写真2枚:12月22日の埼玉県議会本会議で、質疑をしている石川)

 昨日は、比較的忘年会が終了し帰宅しました。
 先週金曜日は、埼玉県議会12月定例会が閉会しました。
 今議会では、知事提出議案は特に大きな問題や混乱もなく、全議案が可決しました。

 一方、請願や議員提出議案(決議)の扱いでは、私としては納得ができない結果となった議案もありました。
 
 まず、私が所属する無所属県民会議の議員が連名で紹介者になった議会の「政務活動費の支出を証明する領収書のインターネット公開を求める請願」が、引き続き継続審査(自民の提案により、公明党、民進党無所属の会、改革)にされるという異例の事態がありました。
 私達は、下記の理由から会派として継続審査は認めないことを主張しました。
 考えをまとめたのでご覧ください。

 1.今回の請願が最初に提案された前回議会である9月定例会の議会運営委員会では、自民党埼玉県議団の委員から「見直しの手法も含め慎重に検討すべきであるので、継続審査とすべき」と「継続審査」が提案され、各会派が概ね公開に前向きで公開手法の検討のために「継続審査」が必要であるとの考えを示したことから、公開に前向きで無所属県民会議の委員(石川)を含めた多数の委員の賛成で「継続審査」となった。

しかしながら、今議会では、再び「継続審査」とすべき動議が自民党委員から提案れさていた。

① 「継続審査」を決定した前議会後から今日まで公開手法の検討に関する議論があまり進まなかった実態がある。

② 請願者から早期の採決を求める声があった。

③ 「継続審査」になっている間にも久喜市議会を含め県内11市4町がネット公開を実施あるいは決定している。

以上のことを総合的に考慮して、先ずは請願を審査・採択し政務活動費の領収書のインターネットを公開する意思決定をすべきと考え、今定例会での採決を求めたが、自・公・民・改の反対により再び継続審査となった。

 また、期限をつけずに「継続審査」とした議案を次の会期で採決しないことについては、議会運営上改めるべきことであり、ましてや今回も期限をつけずに再び「継続審査」とすることは議会運営上も許されるものではない。

 この請願は、政務活動費の領収書をインターネットで公開することにより、公開に関する利便性と政務活動費の公開性を高めるものである。

 この請願の要旨は埼玉県議会で当時の自民党県議会議員による政務活動費の不正疑惑が浮上し、辞職をしたことからも埼玉県議会が一層県民に開かれ、信頼されるものになるようにインターネットによる公開を求めるというものである。
 今回、「継続審査」となったことで早くても来年2月の定例会での採決になる。仮に来年2月に採択されたとしても政務活動費の領収書がインターネットで公開が始まるのは、他議会の例のように年度ごとに領収書を公開するとなれば、早くて再来年の平成31年春以降となる。つまり、統一地方選挙以降であると考えられる。
 請願の要旨を踏まえれば、本請願の早期の審査・採決が求められていることは言うまでもない。


※ 期限をつけずに「継続審査」とすることの問題

 「継続審査」とは、議会の会期中に委員会で採決を行わずに次回以降の会期での採決を行うもの。昭和25年5月3日の行政実例(自連行発第65号)では「継続審査に特に期限を付さない限りは、原則として次の会期までと解するのが相当である。」と地方自治法第119条の解釈が示されており、通常、今回の請願のように期限をつけずに「継続審査」にしたものは次の会期に採決を行う。
 本来、議案は提案された会期中に採決し結論を出すべきものであり、やむを得ず「継続審査」にした場合は、会期中に結論を出す通常手続きの例外としての「継続審査」であることを踏まえて、速やかに審議を行うべきという考えに基づいていると解される。


 次に、自民党県議団が単独で提出し、改革(3人)と無会派の議員1人だけが賛成して可決した「県立病院の組織及び経営の改善を求める決議」についてです。

 決議は、議会の意思を示すために出すいわゆる「機関意思」の議案なので、埼玉県議会では全会派が共同で提案者となって議会に提案するのが通例ですが、これは自民党が単独での提案となっています。

 以下は、自民党県議団が単独で提出し、その結果、自民党県議団と改革(3人)、無会派の議員1人だけが賛成して可決した決議です。

「県立病院の組織及び経営の改善を求める決議」

 県は、本年6月、県立小児医療センターにおいて診療報酬請求事務を怠り、県に損失を生じさせたとして、職員の懲戒処分を行った。その後、県は、約2,900万円の損害の2分の1を当該職員に民法上の不法行為により損害賠償請求することとした。
当該不祥事を受け、監査委員は、再発防止を主眼とした監査を実施した。この監査結果報告によると、再発防止策を設けたにもかかわらず、小児医療センターにおいては再発防止策の実施が不徹底であること、また、長期未処理案件が他県立病院にも存在すること、さらに、返戻・減点レセプトの簿外管理や欠員の不補充などの課題が指摘された。
このことは、本件不祥事の発生要因が県の組織としてのガバナンスの欠如にあることを示しており、本件不祥事が当該職員のみに起因していないことは明白である。そして、懲戒処分という重い処分を受けた職員に対し、県の責任を曖昧にしたまま、確たる根拠も示さずに損害賠償責任を負わせることに疑義がある。
また、県は、残りの損害額について職員の募金により補填することとした。当該募金は強制ではなく、あくまでも趣旨に賛同する職員の任意によるものであるとしているが、募金趣意書の発起人は副知事であり、「病院事業として損害額の半額を負担せざるを得ない」との記述があるとともに、職位に応じた募金額の目安が示されるなど、半ば強制であると職員に受け取られかねないものである。また、当該未処理による診療報酬については、不納欠損処理することとしており、損害賠償金や募金などによって本来の勘定科目へ補填することは不可能である。
これらのことは、県が自らの責任を棚に上げて、当該職員をはじめ職員全体に責任を押し付けるものであり、職員の意欲の低下を招きかねず、こうした前例を作るべきではない。また、組織上の問題を個人に押し付ける前例を作ることは、今後の採用や人事に影響を与えるものであると危惧するところである。
よって、本県議会は、県立病院の組織及び経営を改善するため、県において下記の措置を講ずるよう強く求める。

1 不祥事の原因等を究明し、診療報酬の請求に係る事務処理の抜本的改善を強力に進めるなど、監査委員の指摘の徹底を図ること。
2 当該職員に対する損害賠償請求を直ちに取りやめるとともに、既に支払われたものを返還すること。
3 職員の募金を直ちに全額返還すること。

以上、決議する。

平成29年12月22日

埼玉県議会

 私(無所属県民会議)としては上の決議に対し、質疑を行った結果、決議文の内容にさらに疑義を生じたことと、下記に示した理由によって反対しました。

1.不適正な診療報酬請求事務と本年12月15日付け「監査の結果による報告」に加えられた「病院局の監査結果報告に添える意見について」で指摘のあった、その後の小児医療センターの再発防止策の一部が不徹底だったことは、真に遺憾であり、強く改善を求める。

 本決議により県に求める事項1である、「監査委員の指摘の徹底を図ること」の重要性・必要性は理解するものである。

2.県は、当該職員に対して行った損害賠償請求の理由について、

「今回の案件は単純な事務的ミスではなく、当該職員が問題を認識しながら長年に渡って事務処理を放置してきたため発生した特異なケースであるから」

「組織上の管理・監督者等に残り二分の一を賠償請求することも検討したが、弁護士に相談したところ、管理監督者の過失と「過失と損害」の因果関係が必要、しかし、管理監督者が持っていた当該職員の情報から判断して損害発生の予見可能性、その過失がなかったら損害の発生を防げたという因果関係の要件を満たしていないと判断した。」

 としている。この理由が妥当であると判断し決議事項2には反対である。

3.県は、募金とした理由について

「高額な損失が最終的には県民の負担になるのは申し訳ないという思いから、損害額を少しでも減額する工夫として、病院局内部で事件関係者や管理職に対し募金を行うことを考えた。」

「その後、県幹部職員と相談する中で、病院局職員だけの募金は負担が高額となるから、知事部局等でも広く募金を行うことになった。」としている。この理由は妥当であると判断し決議事項3に反対する。

4.決議事項3において、職員が行った募金の全額返還を求めているが、質疑に対する答弁で明らかになった通り、実際にはだれがどのくらいの額を募金したのか把握していない為、仮に決議が可決したとしても返金することは不可能である。

5.今後、県は「県が当該職員に責任を押し付けた」と誤解がないように説明をすることが県に求められる。

 当該職員への損害賠償請求をやめ、職員に募金を返金することが、今、県立病院の組織と経営の改善につながるとは理解できず、決議には賛成できない。

むしろ、説明責任を果たすことや組織内で職務の停滞やミスを早期に発見し是正できる体制づくりを急ぎ、確立するべきである。

以上







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by baribarist | 2017-12-25 00:33

埼玉県議会議員の「石川ただよし]が、埼玉県・久喜市のちょっとしたニュースとコメント、自身の日記を公開
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