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委員会審査の結果 H23年9月19日(月)
先週は、私が所属する予算委員会と環境建設水道委員会がありました。
環境建設水道委員会では、路上喫煙防止条例案と水道料金の値上げ案が審査されました。 路上喫煙防止条例案について、私は条例の目的とその目的を達成するために他の条文がどのようにこれを補強・担保しているのかを中心に疑義ある部分を質疑しました。 私の質疑と答弁のやり取りだけで、途中に市の答弁調整のための休憩を含めて約2時間くらい審査にかかったでしょうか。結果としては、指摘した条文と市の考え方に矛盾があることを認めた上で、改めて今後、市から改正案を提案することになりました。 水道料金の値上げ案については、午後いっぱいを使っての審査になりました。私を含めて、数人の委員が質疑を行いました。 私は、合併後も水道施設の稼働率などが極めて低い中で、料金を値上げしてまで新たに設備投資をすることが必要なのかという観点からの質疑をいくつかしました。 長い審査時間の中では、市から合併後の老朽管や石綿管の取替えを計画的に行わなければならないことが強調されました。確かに水道事業は、水道管の敷設など多くの設備投資をしながら、将来にわたってこれを維持する必要があるため、絶対に地震でも壊れない100年以上耐久の水道管などが発明されない限り、支出を押さえるのは難しい状況です。一方、水道料金を基本とした収入は、人口減少や節水などで消費量そのものが減少しているので、こちらの伸びは期待できません。つまり、人口増を前提としていた水道会計の構造そのものが、とても危険な状態であるということです。 今の久喜市にも、これまでの合併前からの1市3町すべてが人口増を大前提としていた設備投資が、とても重い負担になってのしかかっています。稼働率などが低いのもこれらが原因です。 ただ、水道会計が構造上、危険なものだとは言え、久喜市の水道会計は水道料金を値上げした後、今後の財政計画による借金を返済してもなお内部留保の金が、10億円以上は見込めるのも事実です。残額です。 しかし、内部留保の金については、私は災害の時に水道料金の収入が一切なくても、半年くらいは水道給水が維持できるくらいの備えが必要だと思っています。 今後は、この内部留保の金について、借金総額と”留保しておくべき金額”と設備投資の進捗バランスを注視していく必要があると考えています。 審査の過程での市の答弁と説明では、今回の水道料金値上げ案は、認めざるを得ないものだと考え採決では賛成をしました。 今週は、所属する他の団体の会議や庶務、環境建設水道委員会の派遣による所管事務調査などが予定されています。
by baribarist
| 2011-09-19 22:57
| 市議会
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