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委員間の議論 H21年10月13日(火)
さきほど久喜市議会の予算常任委員会が終了しました。
委員会では、本会議と違い質疑の制限がゆるやかなので、議案を細かく審査します。 今議会では、久喜市議会初めての「委員同士の議論」が行われました。 これは、委員会の委員が審査した議案に対して意見を述べ合い、議論することが目的です。 本来、議会は複数人が集まり、意見を交わす「合議制機関」ですが、実際の運用では案を提案した人に対して、議員が質疑を繰り返すものが主流となっており、議員・委員同士が議論をすることはあまりありません。 このようなことから、全国の地方議会では、合議制機関の長所である議員・委員同士が議論をして、案に対する賛否の参考にするところが増加しています。 たとえば、今までの委員会の進め方は、①議案の審査として、案を提案した人に委員が質疑をします。質疑があった場合には、案を提案した人が答弁します。②討論・採決として案に対しての賛否の意見表明の機会を経た後、賛否を決めます。 今日からは、①は、上記と変わりません。新たに②として、市執行部全員に退席してもらい、委員が①のやり取りを参考に委員同士が自由に意見を交わします。意見によっては、結論として委員会で付帯決議や修正案、組替動議、決議を出すこともありうることとなります。また、賛成することを促すこともありえます。 そして、最終的にこれまで通りの討論、採決という順序になります。 今日の予算委員会でも、一般会計補正予算、国保補正予算について私を含めて委員3人が意見を述べ合いました。まだ運営方法に改善の余地はあるかも知れませんが、議会本来の「合議制機関」としての形を見ることができました。 ちなみに、この久喜市議会で言う「委員間の議論の保障」とは、全国の議会で最近とりいれられている「議員(委員)間の自由討議」のことです。 久喜市議会基本条例の中で定めたのですが、官製言葉である「自由討議」という言葉を使いたくなかったということと、分かりやすい表現にする為に「委員間の議論」と表現しました。 今後の議会(委員会)でも同様の運用がされます。
by baribarist
| 2009-10-13 15:32
| 市議会
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