> 臨時議会について H21年8月5日(水)
 今日は半日、このブログを運営する「エキサイト」のメンテナンスの為に接続ができず、更新ができませんでしたので、改めて掲載します。
 
 昨日は、久喜市議会に視察に見えた和歌山県海南市議会の皆さんへの応対をさせて頂きました。
 私は、ご一行からの質問にお答えさせて頂きましたが、海南市も平成の合併を経て現在の市・市議会となり、議会運営上のご苦労があるようで、今回の視察となったそうです。
 久喜市議会がこれまで進めてきた議会改革・活性化について、熱心に研修されてお帰りになりました。

 ところで、議会関係の話題と言えば、今、にわかに千葉県のある村議会が話題となっています。

 臨時議会の招集に関することですが、この村議会では、地方自治法第101条第3項に基づいて7月7日に議員が臨時議会の招集請求を行い、地方自治法では、臨時議会の招集請求があった場合には、必ず20日以内に村長(首長)が臨時議会を招集しなければなりませんが、同村村長は招集しませんでした。
 
 これは明らかに法律違反です。

 この村議会では、これまでも合併をめぐって議会と村長で激しいやり取りがありました。会議録によれば、村長から議員を侮辱する発言があったことなどとも記されており、溝が埋まらないまま臨時議会で村長の不信任案を審議することになっていました。

 議員による臨時議会の招集請求に、長が義務として臨時議会を招集しなければならないことについては、これまでの多くの議論がありました。
 本来、審議をするのは議員であって、その集合体が議会であることから議会の招集すべてを議長にすべきだと、全国市議会議長会をはじめ議会関係団体や多くの研究機関が主張、要望し、政府の地方制度調査会で検討がされてきました。
 しかし、こうした議会側からの議長に議会招集権を与える案に対しては、全国市長会などから反対意見が出され、第28次地方制度調査会では議会と長の間をとるかっこうで、せめて臨時議会の場合には、議員から請求(定数の4分の1以上の議員)があった場合には、首長が20日以内に議会を招集しなければならないという自治法改正になりました。

 今回は、こんな経過も無視して、”臨時議会”の招集を拒んでいるようですが、議会に籍をもつ者としては納得のできない判断です。
 また、他に臨時議会の招集をめぐる論点としては、臨時議会の招集請求の要件としては、議案=条例案の提案がなければならず、議会が行う決議などの場合には招集請求できないという議会運営を行っている議会があるようですが、これは間違いです。
 地方自治法を見れば明らかなことですが、臨時議会の招集請求の要件は”会議に付議すべき事件を示して” ”定数の四分の一以上の議員から”ということであって、決議案や意見書案などの議会の機関意思についても、”付議すべき事件”と解されています。(昭和26年5月、同年8月の行政実例)従って、条例案以外も”付議すべき事件”として臨時議会招集請求に合致します。
 ちなみに、請願の審査についても同様です。(昭和49年2月行政実例)

 同じ議会関係者として、今後の村議会の行方に注目したいと思っています。
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by baribarist | 2009-08-05 18:00 | 市議会

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