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リストラ H5月11日(日)
先週は暦上の連休が終わっても、幹線道路を走る自動車の数が少なかったようです。いつも通る道路が週末まで、通常よりも短時間で走行できました。企業などの連休は今日までの所が多かったのかなと推測しています。
昨日は私が主催する「ダントツ政経実践会」でした。合併について勉強会を行いました。 ところで、今夜はテレビのNHK総合で午後9時から10時半までNHKスペシャルという番組で”社会保障が危ない”という内容を放映していました。 そこでは、雇用や生活保護、介護や母子家庭への社会保障などがレポートされ、識者が意見を交わしていて、私としては少し制作者側に疑問が湧く内容ではあるものの、実態の一面を伝えているものとして受け取りました。 ただ、番組の構成には影響がないものの、表現として気になる部分がありました。 それは、番組の中で「リストラにあい、失業した・・・」と紹介していた部分です。 バブル崩壊後、”リストラ”=”首切り”解雇”という意味で多様されることがありますが、”リストラ”とは、英語の”リストラクチャリング”(Restructuring)=建て直し”という意味であって、リストラ=解雇ではなく、解雇はリストラの手法の一つに過ぎません。リストラには、事業の再編や財務内容の見直しなど多様な方法があります。 よく解雇について、「リストラされた~」「リストラは駄目だ。」という表現が用いられますが、誤用です。建て直し自体を否定する者はいないと思います。 日本では、このようにリストラ=解雇=悪のように使われますが、思い出すと、旧ソ連の”ペレストロイカ”も旧ソ連でゴルバチョフ当時の書記長が立て直しという意味で使い、ソ連、共産党の改革、建て直しに”ペレストロイカ”を行い、ソ連解体へとつながり、肯定的に使われていました。 いずれにしても今日のNHKスペシャルを見た方は、社会保障への危機感をもたれたと思います。 我々、自治体に関わる者にとっては、番組の内容は「今さら・・・」という感で、実務としてはさらに掘り下げた議論の必要性を感じている所です。 社会保障全体のリストラ(建て直し)が急務です。
by baribarist
| 2008-05-12 00:50
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